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よくある質問

Q

1種あたりとは?

不動産業界用語です。
ここに通りをはさんで向かい合うように2つの形も大きさも同じの売り土地があったとします。仮にA土地、B土地とします。
どちらも100坪で価格は1億円です。
という事は一坪100万円ですね。同時に売り出したところ、A土地には一斉に不動産業者が買いたいと手を上げましたが、B土地はまったく人気がなくどの業者も買いたいと手を上げませんでした。
なぜでしょうか??
カラクリはこうです。

形も大きさも一緒ですが、A土地、B土地で唯一違うのは、容積の違いでした。
人気のA土地の容積は400%
かたや人気のないB土地の容積は100%です。
容積とはその土地にどれくらいの容積の建物が建てれるかという数字です。
400%ということは、土地の大きさが100坪ですから、100×4=400坪
つまり床面積400坪までの規模の建物が建てれるという事ですね。
B土地は容積100%なので100×1=100坪。B土地は100坪の規模の建物しか
建てれません。

A土地は400坪の規模の建物が建てれる。
(イメージでは1Kが50室程度建てれるイメージです。)
B土地は100坪の規模の建物が建てれる。
(イメージでは1Kが13室程度建てれるイメージです。)

ここまではご理解いただけますでしょうか??
つまり同じ大きさの土地であっても建てれる規模が違うということです。

A土地は1坪100万円で400%の容積が取れるという事は
100万円÷4=25万円
容積100%あたり25万円という計算です。この容積100%あたりのことを
1種あたりといいます。A土地は1種あたり25万円
かたやB土地は
100万円÷1=100万円で1種あたり100万円になります。
同じ大きさ同じ金額であっても、A土地とB土地の価値は4倍もの差があったのですね。
A土地が人気なのがおわかりいただけましたでしょうか??

皆様も賃貸マンションを建設するために土地を購入される場合は、是非ご参考ください。
ちなみに地域ごとに、1種あたりの相場が不動産業者間では形成されています。